I LOVE モーツァルト
去年はモーツァルト生誕250周年だったので、いろいろなイベントがあり、いろいろな本も出版された。
その中で、作家の石田さんが書いたモーツァルトの本を読んだ。
石田さんのクラシック音楽との出会いがグレン・グールドのバッハの「ゴールドベルク変奏曲」というのは、納得できるし、共感できるね、
なにしろ当時というより、今もあの演奏、55年盤、83年盤とも衝撃的な演奏だからね。
これは、まだ聴いたことのない人は聴くべきかも
石田さんのモーツァルトの演奏について愛聴しているCDについて書いているところが、やはり面白いね。
自分も好きな演奏があったり、知らなくて聴いてみたいと思ったりする演奏があったりと、
付録についているCDも嬉しいね
その中で、交響曲第40番ト短調のところで、小林秀雄の「モーツァルト」の中の有名な「疾走するかなしみ」という言葉が使われていると述べているけど、これは間違いで、小林秀雄はト短調の五重奏曲についてこのフレーズを使っている。
これは、モーツァルト好きの中では、常識的なことだと思うけどなあ
石田さんの好きなモーツァルトと、自分の好きなモーツァルトの好きなセレクトが違っているのは楽しいね。
ピアノ協奏曲なら、石田さんは20番だけど、自分は21番、弦楽四重奏曲は石田さんは「不協和音」、自分は「狩り」。オペラなら石田さんは「魔笛」、自分は「フィガロの結婚」
演奏者のセレクトも、20番のピアノ協奏曲を石田さんは、イタリアの伝説的なピアニストのミケランジェリを愛聴していて、その第2楽章を十代のモニカ・ベルッチが、すごくセクシーで清楚なドレスで階段を下りてくるようなと表現している。
個人的には、ミケランジェリは偉大なピアニストだが、その奏でるものは、そんな綺麗で美しいと言うだけの人ではないと思うのだ。そのベルッチはきっと妖精の仮面を被ったお化けという気がしたりするんよね。
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