尋胡隠君

水を渡り  復(ま)た 水を渡る,
花を看  還
(ま)た 花を看る。
春風  江上の 路,
覺へず  君が家に 到る

これは、明初の詩人高啓の詩で、高校の時の漢文の参考書の載っていたもので、未だに印象に残っているものであるけど、この人も明初の過酷な時代に悲劇的に亡くなったのだと思うと、感慨深いものがあるなあ、永楽帝ではないけど洪武帝時代も、簡単に人が殺されていたのだと、中国人に対する日本人の基本的な見方は、やはり甘いのでは、

詩の中身は、平易で、知識人の理想的な交友で、本当に中国人は、このような桃源郷的な憧れを持っているし、中国人のみならず、日本人の知識人にも影響を与えているのだなあ、西洋社会はまだ「ルネサンスが始まろうとしていた時期だし、東洋のアルカディアというのでは、当時の文化的な力では、東洋は西洋を圧倒していたのだから、もしかして、中国は世界の中心じゃないかというくらい、だったのになあ。国内で殺し合いを続けていって、序序に国力が落ちていったのだなあ

自分が高校生のときは、本当に仙人みたいな生活がしたくて、それでいて、たまに友が訪ねて来るというようなのが、やはりいいなあと思っていた、よく考えていると、田舎に住んでいる今のフリーターが、本当に古来知識人が考えていた理想的生活かもしれんなあ

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