モームの短編について

コスモポリタンズ全29編の粗筋要約終わったね。拙いものなので、こんなもん参考にしないでくださいね。

何故こんなことをしたかと言うと、自分が待ち時間の時、あれこれ空想する素材として、人にお話する素材として面白いのではないか、とやってみたんです。ブログですると、多少なりとも公開しているという緊張から、やり遂げ易いとみたからです(。結果として、やることが出来た。)

お話のコードとしてモームの短編は短いし、落ちがはっきりしているし、必ずしも安易な結末に流されないところなど、人生を考える素材として最適だった。

よく、ファーストインプレッションが大事だという人がいるけど、必ずしも当てはまらないのが人間という生き物だとモームは繰り返し述べているように思うね。

それと、現代小説は人間の内面を深く描写するものだけど、このモームの短編はそんなことしないね。他人の内面など分からないものだという態度だね。

ここで重要なことは、謎を作っておくということじゃないかな。この本に謎の部分がなければこんなに引きつけられないだろうしね。繰り返し読めるのはこの謎があるからだからね。

実人生でも、そうじゃないかな。この人はこういう人、この肩書きの人はこうなんだろうなどと、ラベリングして生きてるような人が多いけど、そう言う人は旅をしても、本を読んでも、ほとんど何も感じないのだろうね。

どんな人にも謎の部分を見出し、面白いと感じる感性が、若さを維持する秘訣だと思うけど、どうだろうね。

人間が一生読める本など少しなんだろうね。その中で繰り返し読める本はもっと少しだけになるね。でもその限られた少数の本がその人の個性を計るものになるのだろうね。

自分にとって、モームのコスモポリタンズはその数少ない本の一つだけど、少しシニカルな性格を表しているのかな。

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会堂守り

エドワード・ファアマンは由緒ある聖ペテロ教会の会堂守りだった。聖ペテロ教会の牧師が交代になったとき、新しい牧師は、フォアマンが文盲なのが気に入らず、3ケ月以内に読み書きが出来るようにならないなら辞めて欲しいと言った。フォアマンはもう60才にもなるのに文字を覚えるのは無理だと考え会堂守を辞めることにした。街を呆然と歩いていたとき、たばこを吸いたくなった。でもその街角には、たばこ屋がなかった。フォアマンは閃き、直ぐその街角の一角に店を借りたばこ屋を始めた。商売は上手く行き、10年すると10軒以上店舗を持つ身になった。銀行がフォアマンに証券への投資を勧めた。ここに署名してくれたらいいと言われたが、フォアマンは字が書けないと言うと、その銀行家は、文盲でもこのようなりっぱな財産を築かれたのだから、字が書けたら、あなたはどんなに出世されたことでしょうと。するとフォアマンは字が書けたら聖ペテロ教会の会堂守りを今もしていると。

この話すきだな。ひょうひょうと生きるのは理想だね。

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店じまい

アメリカの近いにあるとんでもない国の話。その国の大統領は結婚していたが、ある婦人と結婚したいが為。法律を作った。それは30日間滞在し100ドル払いさえすれば離婚できるというもの。この法律を作った大統領は、間もなく革命で亡くなったが、この法律のおかげで離婚したい女性がぞくぞくとその国にやってくるようになった。男は仕事等があるため30日も滞在しずらいからなかなか来られなかった。婦人たちがその国の滞在中、実業家や将軍等と名乗る男たちが、婦人たち目当てにホテルに入り浸るようになった。その国の女郎屋は商売が干上がり、新しい大統領に陳情にいった。大統領は昔女郎屋で世話になったこともあるので、熟慮の末、法律を改正し、女ほ入国は夫の同伴か、夫の承諾書を必要とすることにした。もちろんこの夫という語は広く解釈しても構わなくした。

これは、実話なのかな。現実にこんなのあったら面白いね。カジノ特区など作るより、離婚特区作ったほうが儲かるかもね。

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