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竜王のボナンザに対する勝利について

将棋の渡辺明竜王とコンピューター将棋ソフト「ボナンザ」の対局が21日、東京都内のホテルで行われ、112手で渡辺竜王が勝ってプロの貫禄を示した。
 来月開幕する新棋戦「大和証券杯ネット将棋・最強戦」のプレイベント。タイトル保持者とコンピューターの平手(ハンディなし)による公開対局は今回が初めて。ボナンザは昨年の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した。
 ボナンザの作戦は四間飛車穴熊。渡辺竜王は手堅く居飛車穴熊に組んで必勝を期したが、「こちらが不利な局面もあった」という。しかし、終盤で強烈な攻めを決めた。
 終局後、渡辺竜王は「もっと簡単に勝てると思ったが、想像以上に強くて驚いた。ずっと勝ち続けられる相手ではないでしょう」とボナンザの実力を認めた。開発者の保木邦仁さんは「鑑賞にたえる棋譜を残せただけで満足です」と笑顔を見せた。(毎日新聞の記事より)

NHKの9時のニュースで、最強将棋ソフト、ボナンザと渡辺竜王との対局のことを放送していた。

結果は渡辺竜王が勝って、NHKのアナウンサーたちは安堵のコメントを出していた。

しかし、自分のこの放送を見た感想は少し違っていたね。

勝ち方が問題だ。

ボナンザが終盤までの積みを読んで、最後纏めに入っていると竜王は認識して、ボナンザの定石にはない、混乱を目的にするような手を打ち、そこで漸く竜王が優勢になり、ボナンザに勝つことが出来た。
辛うして勝っただけだったみたいだ。

勝負には、陽動作戦で相手に勝つというものもあるかもしれないが、人間が辛うじて汚い手で勝っただけとも取れないだろうか。

私事だけど、我が家の父親は、囲碁をコンピューターゲームで楽しんでいる。
同じく囲碁仲間の我が家の檀家の和尚さんもコンピューターで囲碁ゲームをする。
そして、和尚さんはコンピューターに百戦百勝だなんて言っているが、父親に言わせれば、コンピューターを幻惑させる手を打てば、勝つのは容易だが、そんなので勝っても嬉しくないし、邪道だと言っている。
そしてお互い、そんなこと言い争って毎日囲碁を指している。

そういう観点から立てば、このボナンザに対する竜王の勝利は、褒められたものでないし、局面を正しく読むということは、コンピューターは人間をもう凌駕していると考えていいのかも知れないね。

まあ汚く勝つということも勝利のうちに入れていけば、まだまだ人間は安泰だとも言えるわね。
でもちょっと悲しい気分にもなるのではないのかな

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