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勝者のエスプリ

28313077 勝者のエスプリ  アーセン・ベンゲル  NHK出版

ベンゲル監督の短期に 報知新聞に連載しているコラムが面白かったので、ベンゲル監督の本も読んでみた。

この本は、刊行が1997年。フランスワールドカップに向けての日本代表へのエールみたいな内容だね。

1995年から2年間。名古屋グランパスエイトで監督をしていたんだね。日本で弱体チームを立て直し、イングランドの名門アーセナルの監督になって今に至る。というところかな

元々日本に来てくれたのが、不思議なくらい優秀な監督で、今も世界的名将といってもいい人だよね。今でも、日本代表監督に熱望する人も多いと思うしね。

簡単な、モナコでの監督歴、そして、異文化への憧れと、自分の中の内面の葛藤による日本行きの選択。そして、ヨーロッパで忘れられることの恐れからのアーセナルの監督就任までを書いているのだけど、

この本は、ベンゲル監督の監督像、チーム育成。考えを述べているのが中心だね。

監督とは、何か。チームをどう育成し、戦っていくか。

監督とは、何かを何度も何度もこの本の中で自省している、面白い言葉ばかりなので、抜き出してみると。

監督とは、哲学を持ち、常にイノベーターでなければならない。監督は、常に進歩と向上を試み、他から抜きん出ようと努力している印象を与えなければならない。

・モチベーションは勝つことだけにあるのではない。新しい目標にチャレンジすること。自らの限界を超えようとすること。

・困難にぶつかったときほど、自分たちの力の根源、アイデンティティーを確認できるようにする。たとえば「我々は自分たちのチームに深い愛情を持っている」とか…………

・サッカーをすることは、人生にどう取り組むかということにほかならない。

・監督にとって大切なことは、プレーの方針、原則を立てていくことだ。

・監督の仕事とは、常にチームの向上を目指して闘っていくことにほかならない。そのために完全主義を徹底し、また何に対しても用意周到でなければならないのだ。

いろいろ考えされる言葉の羅列だと思う。

要は、監督は絶えず新しいことにチャレンジし、そして思考者でなければならないし、限界に絶えず挑戦していかなければならない存在だ。

ということなんだろうね。

自分もこの本読んで一番考えさせることは、絶えず考え続けていくことが、チームを育むことになるということだね。

ベンゲル監督は、西洋人と比較して、日 本人の美徳にも触れ、自信を持って、日本サッカーを盛り立てていって欲しいと最後に語っているね。この辺は、自分はひねくれ者だから、ヒディング監督が韓 国チームの良さ、礼儀正しさ、美徳について語っているのと同じで、リップサービスの部分が大きいと思うけど、どうだろう。

もう9年も前に書かれた本だけど、今も十分読んでも得るところの多い内容の本だね。

ベンゲル監督の描く監督像は、日本人の描く監督像とちょっと違うかも知れないけど、こんな監督に指揮されたチームに行きたいと思うのではないかな。選手たちはね

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イングランドのサッカーチーム、アーセナルの監督 であるアーセン・ベンゲルの本を読んでみました。 オシムが捻りのきいた言葉で人を魅了するなら、ベ ンゲルは論理的にきちっとした観察で人を圧倒する と言うような趣です。 ベンゲルは95年から二年間Jリーグの名古屋グラン パスの監督を勤め、チームを一気に強豪にしたこと もあり、日本でも馴染みの深い監督です。ドイツ・ ワールドカップでもテレビの解説などによく出てい ました。 アー... [続きを読む]

受信: 2006年7月23日 (日) 15時57分

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