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利根の渡

利根の渡  岡本綺堂 大正14年作

利根川に座頭(目が見えない)がいつも岸に立っていた。船が着く度に野村彦右衛門と言う者、の消息を聞いていた。渡し小屋に住んでいる平助爺さんは、座頭を不憫に思い。自分の小屋に住むように薦めた。そして座頭と平助は一緒に住むようになった。座頭がある時病気になった。もう助からないと思い。自分が何故盲になったか語った。野村彦右衛門というのは元の主人で、座頭が主人の妻の横恋慕してそれを咎められて、両目を潰されて放逐されたのだったと。座頭は仇と思いここで待っていたのだと。翌日死が近いと思い、自分の首に針を刺して死んでいた。それから数年後、利根の渡で野村彦右衛門というものが、船から落ちて溺れ死んだ

恐怖度チェック

余り怖くない4くらい

当時、主人の妻に恋の告白をするというのは、異常なことだし、それに対する両目の一突きというのは、残酷だけど、それを根にもって付け狙うというのも異常事態だね。まあ、人間の執念恐るべきというところかな

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