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剣を鍛える話

剣を鍛える話  魯迅  1927年作

眉間尺という若者は、母から父の敵討ちするように言われた。父は、王妃が産み落とした鉄の玉を鍛えてふた振りの剣を作った。雌剣のみ献上し、雄剣は恐らく献上後、これ以上の剣が出てこないように殺されるだろうから、生まれてくる息子に敵討ちの為に残すと言われたと。果たして、父は帰って来ず、眉間尺は敵討ちのため旅立った。眉間尺は、黒い男と知り合った。黒い男は、眉間尺の剣とその首があれば敵討ちができるから自分を信じて欲しいと言い、眉間尺の首を刎ねた。そして、奇術の出し物として王の前に出た。黒い男は、眉間尺の首を水槽に入れ、水槽の中をよく見えるように王に言い、近くに来たところ王の首を刎ねた。水槽の中で、眉間尺の首と王の首が争った。眉間尺が不利とみた黒い男は、自から首を刎ね、水槽の中に落とし、二つの首が協力して王の首にとどめをさした。三つの首は傷だらけになり、見分けがつかなくなった。そこで、お棺には王の胴体と三つの首が入れられた

恐怖度チェック

怖い話というより、変な話だね。恐怖度3くらい。

ここでは、敵討ちしようとする者自ら死んでしまって、どうなるかと思ったけど、最後に敵討ちできてよかったね。という話だけど、敵討ちのみのために生まれたような若者は、ある意味、因習の犠牲になった悲劇で、くだらない社会因習告発の小説なのかも

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